心理学的にありえない と 私に似た人 を読む

心理学的にありえない 上 (文春文庫)心理学的にありえない 上 (文春文庫)
(2014/03/07)
アダム ファウアー

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前作の『数学的にありえない』がなかなか面白かったから期待して読んだけど、
他者の心情が読めて、心情を投射することで操れるという超能力者の戦いみたいな話で、全然面白くなくて下巻は読むのが結構きつかった。外国の小説でかつあまり面白くないと進む速度が物凄く遅くなるから長持ちはするけど、長持ちさせるのが目的で本を読む訳ではない。

次に読んだ
私に似た人私に似た人
(2014/04/08)
貫井徳郎

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小規模な通り魔的規模の「小口テロ」が日常になった日本でそれに直接的、間接的に関わる様々立場境遇の10人を描いた作品で、これは面白くて二日で終わってしまった。

貫井徳郎の作品は読み易さは共通しているけど、出来の当たり外れは大きいかも。
この人の作品は最初に読んだ『愚行録』が全く合わなくて、もう読まないと思ったんだよね。著者の最初に読む作品って重要でそれが合わないと次に手に取る可能性が物凄く低くなると思う。伊坂幸太郎も最初に『アヒルと鴨のコインロッカー』とか読んでいたら全然面白くない・・・なぜ人気あるのだと思っただろうし。
『愚行録』が合わなくてもう読まないと思ったけど、その後、読んだ『追憶のかけら』がなかなか面白くて、他の作品も読むようになって症候群シリーズの三部作なども面白く、

灰色の虹 (新潮文庫)灰色の虹 (新潮文庫)
(2013/10/28)
貫井 徳郎

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乱反射 (朝日文庫)乱反射 (朝日文庫)
(2011/11/04)
貫井徳郎

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冤罪を描いた『灰色の虹』と、人々の日常のほんの少しの怠慢が積み重ることで起きる悲劇を描いた『乱反射』は暗く重たい話だけどズッシリと来る感じでとてもよかった。今回の『私に似た人』も同じ傾向の話だけど面白かったし好きな作品だ。
同じような暗めのミステリーで読み易いというと東野圭吾と似ていると思うし、確か著者も影響されているみたいな話があった気がするけど、どうも東野圭吾作品は軽い感じがするのと、根幹の考えが合わない感じがしてそれ程好きにはなれない。『百夜行』だけは引き込まれて物凄いと思ったけど。
結構いろいろな作風がある貫井徳郎の中でも『灰色の虹』『乱反射』『私に似た人』は特に好き。この人の作品には弱者の痛みや視点が強くあるというのが好きな部分で、さらにそれを読み易いのに読後の重たさを感じられるというのがいい。
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  1. 2014/04/10(木)|
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